マットレスはニトリ。オーダーメイド枕とウールベッドパッドを購入｜福岡県春日市・男性・２０代

からだリラックスな眠り、朝を迎える笑み
「はなす」「はかる」「つくる」「あわせる」
体圧測定/立位測定（全身・側面）システム「フルボディートレーサー」導入
睡眠環境診断士/ピローフィッター
たばこは吸わない、２代目店長岡田の今日の一人言は本文最後の編集後記にてどうぞ。

【福岡県春日市・男性・２０代】

当店を知ったきっかけ：グーグル

本日ご来店された目的：オーダーメイド枕

当店まくらと眠りのお店いろはを選ばれた理由：他に枕を作ってくれる店がなかったため

おやすみスタイル：コイルマットレス（ニトリ）（３～４ヶ月）

現在ご使用のまくら：通販で購入した柔らかいまくら（中材：ポリエステル）（４～５年）

お仕事：デスクワーク、立ち仕事

寝姿勢：寝入りばなは横向き寝からの仰向け寝（寝返りはあまりしていないかも）

寝付き：すぐ寝つける（２０分）

お悩み：なし

治療：なし

入浴：お風呂（４０分）

体動：なし

 

昨日、飛び込みで、まくらを作りたいと１１時３０分くらいにご来店されたお客様。

しかし、丁度、羽毛ふとんを買いに来てくれていたお客様やオーダーメイド枕の高さ調整のお客様もいらっしゃったので、オーダーメイド枕を今日作るとしたら１４時３０分以降ならと助手に伝えていました。そしたらまた出直しますと言われたみたいで、オーダーメイド枕のパンフレットをお持ち帰りになられたのですが、そのお客様が本日、電話予約をしてご来店されました。

私はお客様とは昨日、お話しはしておらず、ちらっとお客様の姿を見ただけではありました。電話を取るとひょっとして昨日のお客様なのかな？と思いました。

「ひょっとして、昨日、飛び込みでまくらを作りたいって言われたお客さんですかね？」

「はい。そうです」

「あぁ～昨日はすいませんでしたね」

「いいえいいえ。とんでもない」

「まくら作るのいつがいいですか？」

「今日の１４時半とかはどうでしょう？」

「あぁ～今日は全然いいですよ。じゃあ１４時３０分にお待ちしときますね」

「はい」

「気をつけてご来店下さい」

そして、ご来店されましたので早速カウンセリングシートにご記入をお願いしました。

首こりも肩こり、お悩みがないお客様。何故、オーダーメイド枕を？と思うのですが、やはり自分の体型に合うまくらがいいのでは？とご自身のからだの先々のことを見据えてのことだと思います。

まくらは絶対に既製品のまくらよりも、バスタオルやタオルをくるくるしてまくら代りにするよりも玄関マットと折り畳んでまくら代りにするよりも体型を測定して体型に合わせて作るオーダーメイド枕が当店まくらと眠りのお店いろはでは絶対にお勧めです。
（※但しオーダーメイド枕と名がつけばどれも同じか？というと同じではないのでお気をつけ下さい）

寝ているときに大切なのが、寝返りなのでまくらは仰向け寝の高さ、横向き寝の高さ、それぞれの高さを合わせる必要があるのです。バスタオルやタオル、玄関マットをまくら代りにすると、実は仰向け寝の高さのことしか考えられていません。もちろん、それで気持ち良くおやすみならばそれはそれでいいでしょうが、私の家族や親戚、友人にそうやって寝ている人がいたらすぐに忠告させていただきます。

首には筋肉と神経が複雑に入り組み、脳に栄養を送る太い血管も通っているし、首の骨（頚椎）は頭の重さ約５～６キロを常に支え、上下左右に動き、左右にも旋回できるので体の部位の中でもそこまで動かせるということは逆に痛めやすい部位でもあるのです。また、以前テレビＣＭでありましたが、頭が前に垂れた状態でスマホばかり見ているスマホっ首の影響で肩こり、首こり、またストレートネックの原因にもなります。

唯一、首を長時間リセットさせてあげられるのは、寝ているときです。もちろん、まくらなしでも寝られますが、首は安定することができませんし、しっかりと首を仰向け寝でも横向き寝でもホールドさせてやりながら緩めてやることができません。

お客様には、まず、まくらの役割とは？をしっかりお話しさせていただきました。私店長岡田が話すまくらの役割をご理解いただけないと、体型を測定して体型に合わせてお作りしたオーダーメイド枕でも合わない合わない！と言われたりします。

オーダーメイド枕は体型を測定して体型に合わせてお作りするまくらですが、お使いの敷きふとんやベッドマットレスの硬さに物凄く、まくらの高さは左右されます。敷きふとん（マットレス）の厚みが８ｃｍ以下だと論外ですし、厚みがないからと２枚重ね（敷きふとんを２枚重ね/敷きふとんとマットレス２枚重ね）でおやすみ方もおおいですが、２枚重ねることで体がかえって沈んで寝返りが打ちにくい寝床ならばこれまた論外です。敷きふとん、マットレスが硬めならば、からだの沈み込み、横向き寝では肩の沈み込みがないので、まくらの高さを上げてやる必要があるのですが、このまくらの高さ調整は応急処置的な高さ調整になるのです。

オーダーメイド枕が合う合わないと言われるのは、寝心地がしっくりこない、違和感を感じるだからでしょうが、当店まくらと眠りのお店いろはが合うまくら、合わないまくらとは、首姿勢の寝姿勢バランスを見ているのです。仰向け寝では、正常立位姿勢をそのまま寝かせた寝姿勢になるようにお作りし、横向き寝では背骨は横一直線になるようにお作りします。

逆に仰向け寝でも横向き寝でも首姿勢を整えて寝心地がしっくりこないとか、違和感を感じると言われたりするのは、今まで合わないまくらを使っておやすみしていたという裏返しであり、首姿勢が正常に戻ろうとしていることで、寝心地がしっくりこない、違和感を感じるのです。

人生においても環境が変われば、なかなかその環境に馴染むまで時間がかかる人もいると思いますが、まさに人生とオーダーメイド枕は似たようなものだと思います。

 

まくらの役割をご理解いただけたのを確認したところで、体圧測定をしながらオーダーメイド枕の中材選びをしていただきました。中材が決まると３種類のオーダーメイド枕から選んでもらいます。お客様は肩幅ががっちりしてあるので、予算が限られているならば２０年の歴史があるスタンダードタイプのＦＩＴＬＡＢＯフィットラボ・オーダーメイド枕レギュラー６３でしょうが、予算は問わないということであれば、絶対にワイド７０かプレミアムがおすすめです。

そして、お客様はＦＩＴＬＡＢＯフィットラボ・オーダーメイド枕プレミアムをお選びになられました。プレミアムは、細かく高さ調整（１０箇所）できるのと、横向き寝の安定感＋寝返りのしやすさを加味しており、汚れにくいゴアテックスの側生地を採用しています。

どうせオーダーメイド枕を作るなら・・・とお選びになられているＦＩＴＬＡＢＯフィットラボ・オーダーメイド枕プレミアムです。

しかし、お客様の寝返りを見ているとオーダーメイド枕を作られても慣れられるまでに物凄くご苦労なされるだろうなというような寝返りの打ち方をされました。ＦＩＴＬＡＢＯフィットラボ・オーダーメメイド枕プレミアムは、真ん中が仰向け寝の高さ（頭・首）に合せ、両サイドが横向き寝の高さ（頭・首）に合せますから、既製品のフラット形状のまくらでありがちなどこで仰向け寝で寝ようが、横向き寝で寝ようが関係ないまくらに慣れていると、オーダーメイド枕の真ん中が低くて両サイドが高い形状に慣れられるまでかなりご苦労なされるお客様は実際にいらっしゃいます。しかし、一旦慣れると手放せないまくらになるのです。

オーダーメイド枕にゴアテックスの側生地って初みたいですが、とことんこだわるのが、ＦＩＴＬＡＢＯフィットラボ・オーダーメイド枕なのです。

 

そして、立位測定器で測定を行ないました。測定データのまくらデータを助手に渡しオーダーメイド枕を作らせ、ボディデータを見せお客様に説明させていただきました。

「ここのお店は、マットレスも体型に合わせて作れるんでしょう？」

「そうですそうです。背骨はですね、一本で繋がっていますから理想的なマットレスの買い方、オーダーメイド枕の作り方は、対（セット）で考えることが理想なのです」

「マットレスは買ったばかりだからなぁ～」

「いんです。ただ、まくらもマットレスもオーダーメイドで作れるお店があるということと、先々でマットレスの買い替えのときに、うちのお店を思い出してもらえばそれでいいとです」

「わかりました」

そして、オーダーメイド枕プレミアムができたので、２階ベッド＆マットレスコーナーへご案内しました。

そして、まず体感して欲しいのは、頭のてっぺんから足先に至るまで全身オーダーメイドの寝心地です。オーダーメイドマットレスは、体圧測定＋立位測定器で測定を行ない、身長・体重からＢＭＩ値を割り出し、13200通りの配列からお客様の配列に組み替えていました。

そして、今お使いのマットレスは硬めということなので、当店で一番硬いマットレスで最終フィッティングを行ないます。寝返りもまだまだぎこちなく、私店長岡田もマットレスに寝そべって寝返りの打ち方を教えました。感覚的には、頭のてっぺんに串を刺されたイメージで、やきとり屋の大将が串をコロコロ転がしているイメージです。

そして、お客様は肩幅がかなりあり、寝入りばなは横向き寝になって寝て朝方は仰向け寝で寝ていると言われていましたが、オーダーメイド枕を仕立てる上で難しいのは、仰向け寝の高さと横向き寝の高さの高低差があればあるほど、実は寝返りはしにくくなりますから、高さ調整方法を中材を減らしたり増やしたりの方法ではなく、ベース層で高さ調整をしてみました。そして、2種類のベースで寝比べていただきました。この高さ調整方法もぶっちゃけ一長一短はございます。

横向き寝の高さ、寝返りのしやすさはしやすくなったと思いますが、仰向け寝の高さは高くなっています。お客様も仰向け寝の高さが高くなったことを気にされていたので、ここでようやく中材の高さ調整を行ないました。そして、ベースの高さを上げて仰向け寝の中材で調整し再度寝ていただきました。ベース層もまた取っ替え引っ替えして寝比べてもらいました。するとベース層の高さを上げたものがいいと言われました。そして、何回も何回も寝返りをしていただき、横向き寝の高さ調整を行ないました。左に横向きになられるときには、スムーズに寝返りが打てています。そして、右に横向き寝になるときに、体を乗上げていくような感じになっているので、高さ調整を行ないました。すると、ありゃ不思議！右向きの寝返りもスムーズに寝られました。

そして、掛けふとんの話になりました。お客様は数ヶ月前に一人暮らしをするようになって、掛けふとんは家にあるものを取りあえず持ってきたそうで、毛布2枚を重ねて寝ているそうです。

「毛布２枚重ねて寝とんしゃーげな重たくないですか？」

「まぁ～重たいと思います」

「ちょっと待っとって」

羽毛ふとんにカバーをセットして寝ていただきました。

「軽いですね」

「もう羽毛ふとんが軽くて暖かくて１番いいですよ」

「これ一枚でいいんですか？」

「お部屋の環境や体質にもよるけど、無茶苦茶寒がりならば毛布はいるやろうし、少々の熱がりならば羽毛ふとん１枚でも全然いいですよ」

「そうなんですね」

「やっぱり毛布が重たいから寝返りを妨げることもあるんですかね？」

「あぁ～そりゃありますよ。寝ているときに大切なのが寝返りなのでいかにスムーズに寝返りをうてるかが快眠ポイントにもなるのです。じゃあ羽毛ふとんは１階でまたご提案しますので」

「わかりました」

「ベッドはニトリさんで買っとんしゃーやないですか」

「はい」

「ベッドパッドとかも購入されました？」

「ベッドパッドってベッドが汚れないためのものでしょう？買いましたよ」

「ベッドパッドの役割は、ベッドマットレスが洗えないので汚れ防止としての役割がたしかにあるのですが、実は寝ているときにコップ一杯の汗をかいているとか聞いたことないですか？」

「ありますあります」

「おふとんの中の快適な温度と湿度があって、それは春夏秋冬１年中、温度３３度±１度、湿度５０％±５％って決まっているんですよ」

「はい」

「で、たしかに汚れ防止の意味もあるんですが、実は温度調整、湿度調整をするというのがベッドパッド本来の役割なんです。汗の７０％は敷き寝具にいくので、汗を吸わないものだと厳密に言うと蒸れてしまい、冬の寒い時期でも朝方、なんか寒っ！と目が覚めたら、おふとんを蹴っ飛ばしとった！って経験はないですか？それっておふとんの中が蒸れてしまっているんです。だけん、せっかくニトリさんでこだわりのベッドマットレスを買ってあるんやったら、ベッドパッドにもこだわって欲しいのが、当店まくらと眠りのお店いろはの考えです。だから、ベッドパッドと名がつけばどれも同じか？というとどれも同じではないんです」

「そうなんですか」

「うちのお店が勧めているベッドパッドは、ドイツ製なんですね。このベッドパッドの側生地は通常の寝具に使われている側生地よりも１００倍通気性が良い側生地に化学薬品を一切使用せず水と中性洗剤のみで洗浄した１００％ピュアウールを不職布に包むことなくダイレクト詰めているから、地球環境にも人間にも優しいウールベッドパッドなのです。だから、ウールベッドパッドと名がつけばどれも同じか？というと同じはないんです。まぁ～頭に入れといて下さい」

「わかりました」

そして、オーダーメイド枕の高さ調整も終わり、階下へ降りてもらいました。

「羽毛ふとんですよね」

「羽毛ふとんは取りあえずまた考えますので、それよりも先程言われていたベッドパッドの方が気になります」

「あぁ～そうですか」

そして、再度、ドイツ製ビラベック社ウールベッドパッドの説明を行ないました。

「買います」

「ありがとうございます。このウールベッドパッドに直に寝たらいかんよ。ウールベッドパッドをセットしてボックスシーツで包んでその上に寝るとよ」

「あぁ～すいません。ボックスシーツっていうのがどんなのか分からないんですけど」

ボックスシーツを見せました。

お客様といろいろとお話しをしているとニトリさんで吸湿速乾と謳われているベッドパッドと敷きパットを購入されているみたいです。

「マットレスの上にウールベッドパッドをセットして敷きパッドをセットして寝ていいんですか？」

「いやいやいやいや、そんな使い方したら、ウールベッドパッドの役割がないけん、マットレス⇒ウールベッドパッド⇒ボックスシーツをセットして直に寝らんといかんよ」

「あぁ～そうなんですね。わかりました。じゃあボックスシーツもいただきます」

「ありがとうございます」

お客様は自転車で２～３０分かけてご来店されていましたので、オーダーメイド枕、ウールベッドパッドは、それぞれに専用ケースに入っているとはいえ、大荷物になるので配達するようにしました。

ありがとうございました。

 

【編・集・後・記】

以前、神戸に店を構えられていた西本ふとん店さんで働いてあり、今は大阪のしあわせのまくら屋さんで働いていらっしゃるＳ様。ご縁は、当店まくら測定システムＦＩＴＬＡＢＯフィットラボの会合でした。そのＳ様から突然、ラインがきまして、今度、福岡に旅行に行くことになったのでお店に立ち寄らせて欲しいと書いてありました。もちろん！断る理由もなくぜひぜひＷＥＬＣＯＭＥ！とお伝えしました。事前に福岡の美味しい食べ物情報のやりとりをしておりました。そして、ご夫婦でご来店されました。予定は、太宰府天満宮とか南蔵院の涅槃像とか神社仏閣を見て回るそうですが、神社仏閣巡りばっかりやん！っていうと、旅行ってそんなもんじゃないですか？と言われました。振り返ると夫婦で旅行なんてしたことないから（汗）逆に旅行ってそういうものなんだ～と初めて知りました（笑）で、いろいろと話をして、牧のうどんにご夫婦を連れていき、ごぼう天の天かすぬきとかしわ飯を食べて頂きました。その流れで太宰府天満宮まで送ることにしました。道中もいろいろとお話ししていたのですが明日はレンタカーを借りるそうで、水族館も行くような行かないような感じで、福岡に来てレンタカーも借りるならば、水族館もいいけど、佐賀県呼子（よぶこ）のイカ刺しをぜひ食べて欲しいと言いました。もちろん、イカ刺しは福岡の居酒屋さんでも食べれたりはしますが、本場、呼子のイカを堪能して欲しいと力説していると太宰府天満宮の太宰府駅に着きました。実はお店で記念写真を撮ろうと思っていたのが忘れてて、太宰府駅前広場でお二人を降ろし帰っている途中に、あっ！写真撮るのを忘れた！と大失態（泣）また福岡に来て下さいね。