からだリラックスな眠り、朝を迎える笑み。
「はなす」「はかる」「つくる」「あわせる」
西川リビングFITLABOシステム導入
睡眠環境診断士/ピローフィッター
たばこは吸わない2代目店長岡田です。
【福岡県春日市・女性・80代】
数日前にベッドとマットレスのお問い合わせがありました。ご来店予約をされ昨日の午前中にご来店されました。2階ベッドコーナーに早々に上がってもらいました。
ベッドとマットレスはご主人様のだそうです。
「まずは、ベッドから決めたいんだけどこれしかないの?」
「はい。展示してる分はこれだけで、あとはカタログから選んでもらうようにしておりますが・・・」
「ヘッドがどれも高いわね・・・」
「でっですかね・・・・。」
「ベッドフレームよりもどちらかというと、マットレスにこだわって欲しい!と思っていますからこれぐらいしかないですね・・・」
「今日は、もう時間がないからまた明日来るわ」
「あっ!?はい。」
そして、本日午後ご来店されました。
また、2階にあがって頂きました。
昨日の会話部分はかなり端折っていますが、ご主人様は数ヶ月前に骨折されていて入院されていたそうです。それで、寝室は2階だったのを、もう上がれないとのことで、寝室を1階に作られるそうで家を改築された?改築中?だそうです。それで、今回ベッドを見直そうと思われたとか・・・。
ベッドフレームは、カタログを用意しておりました。1点だけ足の高さを調整することでヘッドの高さが低くなるのがありましたので、まずはそのベッドフレームをご提案させて頂きました。そして高さ調整できるということは、マットレスの厚みを18センチにするか?9センチにするか?11センチするか?でも微妙に床から膝までの高さが変わりますので、それらも説明させて頂きました。
現在2018年4月の2階ベッド配置ではございません。
現物のベッドフレームを見渡され、そしてカタログを見られ・・・その両方で比べっこされてありました。昨日、ヘッドに大きな口があいてるのもすすめたのですが、その時はピンとこられませんでしたが、今日は・・・。「これでもいいかしら?」と言われたのです。ヘッドの高さは83センチあるのですが、大きな口があいてるので圧迫感はございません。
「取りあえずはこのベッドにして、マットレスはどんなのがいいの?」
ご主人様は痩せているとの情報を得ておりましたので、腰をしっかり支えるフィットラボ・オリジナルマットレス・ウェーブシグマ・レギュラータイプのベッドマットレスタイプ、腰をしっかりと支え、肩甲骨の圧迫を軽減、肩を労るマットレスこと、ジェルトロン2レイヤーマットレスをご提案致しました。
「座るだけやなく寝てみてくださいよ」
「寝らんでもわかりますから・・・っていうか主人のだし・・・」
「とは言っても、まぁ~どんな寝心地か?っていうのを知って欲しいんですよ。寝てみてこんな感じなのねって・・・。絶対に座るだけでは分かりませんから・・・」
私もしつこく食い下がります(苦笑)
お客様は渋々、寝られました(苦笑)
「で、今度はこっちのマットレスに寝てください」
「いや、もうよかって」
「あらま。そうですか・・・」
こっちのマットレスは、ミネラルオイルとポリマーでできたジェルトロン2レイヤーマットレスでした。
「で、そのベッドとこのマットレス(フィットラボ・オリジナルマットレス)でいくらになるの?」
「約18万円です」
「18万かぁ~」
しばし沈黙・・・。オルゴールのBGMだけが鳴り続けております。
「で、これはなに?」
と言われました。
「それは、ベッドパッドですよ。ドイツ製です。」
「私が持っているのは、こんなに分厚くないけどやっぱり変わったわね~」
「ですかね~。うちは、ほぼドイツ製のウールパッドばかりをおすすめしていますから・・・」
すると、お客様が立ち上がりジェルトロン2レイヤーマットレスの方へ座られました。ジェルトロン2レイヤーの展示は、すぐに側生地が取り外せるようにしており、側生地をめくられてジェルトロンの心臓部でもあるジェルを扱われました。
「えええええ~なにこれ~」
「だけん、ちょっと寝てみてくださいよ。寝らんとわからんとですよ」
寝られると・・・。
「気持ちよかね・・・」
「でしょう!でしょう!」
「でも実は気持ち良くないんです」
「えっ!?」
「このマットレスはBMIで肩・腰・足と硬さのことなる配列を組み合わせることができるんですよ。身長と体重を教えてください。すぐに組み替えますので」
「ええええっ?そんなに変わるのかしら?」
「変わりますよ」と言い組み替えました。
「どげんですか?」
「・・・・・・・」
「さっきのよりは、さらにしっかり腰を支える配列になっとうとですよ」
「そうなのね」
「はい」
「で、あのベッドとこのマットレスでいくらになるの?」
「まぁ~だいたい28万円です」
「うわっ、高い」
「ですかね・・・・。肩甲骨は圧迫せんし、腰はしっかり支え、肩を労ってくれるので気持ちはよかとですけどね・・・」
「いや、いいわ。あっちのマットレスで(フィットラボ・オリジナルマットレス)」
「お客様、あのマットレスとこのベッドだと座ったとき(床から膝までの高さ)に若干高くなりますから」と言いまして、他のフレームでマットレスを置き高さを確認して頂きました。
「えええええっ~こんなにも高くなるの?これはちょっと高くなりすぎだわ~」
「だと思います。私の身長でも高いと思いますもん」
「マットレスはこれくらいの厚みでいいのよ~」
と言われたマットレスは、ジェルトロン2レイヤーでした。ジェルトロン2レイヤーの厚みは15センチです。(21センチもございます)
「28万って詳細は?」
「ベッドが5万、マットレスが18万3千円、ウールパッドが3万です」
「あなたウールパッドって3万もするの?」
「はい。ドイツ製のウールパッドは3万するんですよ。そりゃ西川の安い1万5千円のウールパッドもありますけど・・・」
「ドイツ製のウールパッドは気持ち良さが違うとですよ」
「あなた、さっきからドイツ製ドイツ製って言ってるけどそんなに良いわけ?」
「はい。ドイツ製のウールパッドは本物なんですよ。気持ち良さがまったく違います」
またここでしばし沈黙・・・。
「もう分かった!これにする」
とお決め頂いたのは、ベッドフレーム、ジェルトロン2レイヤーマットレス、ドイツ製ビラベックウールパッドとなりました。
「すいません。お客様。ご主人様の身長と体重は・・・?」
「なんで?」
「いや、なんでって、先程のマットレスの配列はお客様の配列に組み替えていますので、使われるのはご主人様なのでご主人様の配列にしとかないと・・・」
「いや、いいわよ。寝心地が悪い!って主人が言ったならば、私のマットレスを使わせて私がこのマットレス使うから・・・」
「あっ。なるほど~。そういうことなら分かりました。では、お客様の配列で注文いたしますので」
「はい」
「すいません。ボックスシーツのことを言うの忘れておりました。うちがおすすめするボックスシーツは、40番手コーマ糸使用のニット素材コットンスムースなのですが・・・」
「こんな、ジジババの色しかないの?」
「えええええええっ~これジジババの色ですか?若い人たちは、わぁ~素敵な色だ!って大喜びされるんですけどね・・・」
「えええええっ~そうなの?」
「そうですよ。色は目を瞑ってもらって素材の良さは文句なしですのでどうか素材でお願いします。」
「なら白でいいわ」
「あらっ~白を選ばれるなんてほんとの綺麗好きさんなんですね・・・」
と言うと・・・。
ちょっと、目元と口元が緩まれました。
「コーヒー飲んでいかんですか?ホットとアイスがありますけど」
「いや、いいわよ」
「まぁ~よかやないですか~。そげん遠慮せんでもよかですよ」
「今日は暑いけん、アイスにしますね」
「ありがとう」
「いえいえ」
「どうぞ」
「美味しいわ」
「ありがとうございます。では、納期の件はまたお電話いたしますね」
「お願いしときます」
「ありがとうございました」
お客様がお帰りになられた店内です。
お客様がお選びになられたベッドマットレスは、宇宙船内用衝撃緩衝材の研究開発から生まれたジェル2層一体成型立体格子状グミ状ジェルと進化したジェルトロン2レイヤーマットレスでした。