「はなす」「はかる」「つくる」「あわせる」
西川リビングFITLABOシステム導入
睡眠環境診断士/ピローフィッター
たばこは吸わない2代目店長岡田です。
春・夏・秋によく売れるシルクのおふとん・・・。いや、売れる!?いや、シルクのおふとんを棚から引っ張り出しレジに持ってくる方は誰一人いません。
「なんか今時期に気持が良い肌ふとんはないかしら?」とご来店され、シルク手引き真綿ふとんをご提案させて頂き、説明するとお買い上げ下さる方が多いのです。
羽毛掛けふとんもポツポツ売れ出してきたなか・・・。
今回ご購入された手引き真綿ふとんは、近江真綿振興会会長:北川茂次郎さんが自ら手引きした真綿肌掛けふとんでした。
実は私は、北川のおやじの工房に出向いたことがありました。
丁度、北川の親父の一番弟子がいらっしゃいましたので私もお手伝いさせて頂きました。
角真綿作りもしましたが、これが難しいのなんの・・・。おばちゃんが根気よく私に教えてくれました。80代のおばちゃんの手は毎日、シルクを触っているせいか20代の子の手のようにつるつるすべすべでした。「おばちゃんの手の綺麗かぁねぇ~。手繋いでデートばしょっか!」と目を見つめて言うと、おばちゃんのほっぺが桜色になりました。
「冗談くさ!冗談」(笑)
北川の親父は小柄だけど、背中がたくましく大きい人でした。ただただ寡黙に、ひたすら手引きしていく姿は感動ものでした。
北川の親父と作った手引き真綿。
今回こだわった手引き真綿ふとんのわたは、生繭を使用した物でした。通常は、繭は蚕が糸を吐き終わったら真綿にする前に一度感想処理をするのですが生繭真綿は乾燥せずにそのまま数日の間に真綿にするため、繭が本来持っている艶や光沢、白度やねばりを失うことがない最高峰なものです。
(※画面向って左:通常繭の手引き真綿。右:生繭の手引き真綿。)
同じ目方なのに、この膨らみの違い・・・。手引き真綿ふとんもピンキリですがピンにはピンになりうるこだわりがちゃんとあるんですよね。
手引き真綿肌掛けふとんは、1枚は絶対に持っていて欲しい寝具アイテムの一つです。できれば赤ちゃんから使って欲しいです。私たち家族はもちろん一人一枚ずつ持っており使っています。世間一般に出回っているダウンケットよりも最高に気持が良いです。しかし、この考えはそのお店お店の店主の考え方に左右されるんですよね・・・。
シルクに触ったときには一瞬、冷やっとしますがそれからじわっ~と暖かくなります。しかし、この冷やっ!が嫌いな方もいらっしゃいますし、その冷やっがたまらなく好きっていう方もいるんですよね。冷やっが嫌いな人は、側生地が綿100%のものをおすすめしております。
真綿は、西の近江、東の入金(いりきん)と称され国内真綿供給の雄を誇ります。
ご主人様はブルー、奥様はピンクで1枚ずつお買い上げ頂きました。
ありがとうございました。
日本の風土に一番適した手引き真綿肌掛けふとんです。大人の方はもちろん、子ども、赤ちゃんから使って欲しい快適寝具アイテムです。
き