「はなす」「はかる」「つくる」「あわせる」
西川リビングFITLABOシステム導入
睡眠環境診断士/ピローフィッター
たばこは吸わない2代目店長岡田です。
ネットで話題の枕と言えば、プロの整体師の先生方の推薦状を多数頂いてると言われる枕「けんこう枕」が有名みたいです。なんと、福岡市南区井尻のスーパー「マルキ●ウ井尻店」目の前にある整骨院でも取り扱いがあるみたいですが・・・。(2017年7月現在。看板が出てました。)
その「けんこう枕」を開発された方と私の枕理論はまったく逆なのです。
そのホームページには、現代に横行する間違った「まくら理論」とあり、誰が決めたか分からないけど、立った姿勢が理想の寝姿勢とはまったくのデタラメと書かれており、それは立ってる状態と寝ている状態では重力のかかり方が違うからだと・・・。人間には環境に適応する能力が備わっており、この能力により立てば立った状態でのバランスを作り出し、寝たら寝た状態での最適な状態を作り出しているのだと!だから、立った状態で、体をチェックしその基準で作った枕が合うわけがない!と。
×立った姿勢のまま、横に寝た状態を作る
×頚椎のカーブに合わせた枕が良い
×好みの硬さでまくらを作りましょう
ことごとく、当店「まくらと眠りのお店いろは」との枕理論は真逆。
ではではそのけんこう枕とはどんなこだわりがあるのか?様々な研究をし体のバランスを改善させ、良い睡眠を作り出す為の形と硬さ、さらには寝心地を追求した完成形の仕様がこちらです。
・中材:ウレタンチップ
・中材:ポリエステル綿
・3段構造
・約5センチの高さ
・60センチの幅
・取り外し可能な高さ調整敷布
当店は立った状態をそのまま寝せた感じになるように、体の背面ライン「頭・首・背中・腰・お尻・足」を測定し、体の側面ライン「頭・首・肩幅」を測定して、まくらの高さを割り出していきます。
それは、人間それぞれ姿形が違うからです。冷静に考えれば当たり前ことですよね・・・。
先日、既製品の枕を買われてある方でその枕が自分の体型に合っているのか合っていないのか見て欲しいと言われました。通常は既製品のまくらの高さが合っているのか?合っていないのか?見てくれ!と言われても見ないのですが、丁度私の心にたまたまポッカリ大きな穴があいていたみたいで・・・(苦笑)ついついよかですよ!見てあげますよ!と口からポロッと言ってしまいました(苦笑)
(今現在は他店で購入されたまくらの診断は行っておりませんのであしからず。)
すると、その枕がなんとなんと!からだのゆがみを整え快眠へ導く睡眠中の整体師「けんこう枕」だったのです。全国の整骨院の先生方をも唸らせた、あのけんこう枕!
さっそく、けんこう枕に寝て頂きました。どんな寝姿勢バランスになるのかな?
あれ?あれれ?合っとんしゃちゃない!?!?!?。別段、合ってない!という感じは受けません。これには私も少々びっくりしました。さすが、ネットで話題の!整骨院の先生、施術師、手技師をも唸らせるはずだ!って。首の付け根から頭をしっかりフォローするとHPにもかいてあるように凄い!既製品で最高の枕は「けんこう枕」だな!
当店まくらと眠りのお店いろはは、オーダーメイド枕を仕立てるときに、仰向け寝、横向き寝の寝姿勢バランスも見なくてはなりません。続いて横向きになって頂きました。
横向き寝もいいやないですか!ホームページにも謳われている・・・。
「仰向き寝でも横向き寝でも身体のバランスを整えてくれる5センチの高さ!身体の大きさも関係なく小さな女性から大柄な男性もこの高さで対応できます」と・・・。
さすが、けんこう枕だ!
(※当店導入の西川リビングFITLABOシステムである特許取得の立位測定器:フルボディートレーサーで測定した結果、横向き寝は5ミリ~1センチの振り幅で高さを高くした方が良いとの結果が出ていました。)
まぁ~目視では、このけんこう枕でも全然合っていない!ということはございませんでした。ではでは、せっかくお越し頂いたのであれば、特許取得の立位測定器:フルボディートレーサーで測定してみましょう。
この男性のからだのラインとはどんなラインになってるのでしょうか?からだのラインはWラインと結果が出てました。Wラインタイプで頭が前にせり出しているような姿勢の方でした。
オレンジのラインが敷きふとん、ベッドマットレスの表面に当ります。この頭、首の位置からオレンジのラインまでは、かなり隙間ができています。この隙間を埋めてやるのが枕の役割になるのですがこの隙間もよく見たら、けんこう枕の形状に似ていませんか?
まくらの形状としましては、比較的に仰向け寝と横向き寝の差がないタイプの方です。
こういう姿勢の方、猫背気味な方、背中から頭にかけて前にせりだしているような姿勢の方には比較的合いやすいと言えるでしょう・・・。
この測定結果から、私ならもう5ミリ~1センチの振り幅で微調整を繰返します。しかし、困ったことに「けんこう枕」は仕切りが三つで段々畑の形状です。仰向け寝の高さ、横向き寝の高さとそれぞれ別々に調整することは不可能な作り。仰向け寝の首の部分だけ調整をしようとすると、それにつられて横向き寝の頭から首の部分の高さが狂ってしまう・・・またその逆もあるという訳です。
で、本日オーダーメイド枕を仕立てたお客様の体のラインデータですが、来年受験を控えた14歳の女の子、そして、圧迫骨折をしてある69歳の女性のお客様。
14歳の女の子は、約1ヶ月前にご両親が当店まくらと眠りのお店いろはでFITLABOフィットラボ・オーダーメイドまくらワイド70を作られており、全然違う!仰向け寝で寝れる時間が増えたと大喜びされていました。こんなにも枕一つで違うならと、娘の枕が心配とお母様が娘様を連れてこられたのでした。
69歳のお客様は、妹様が当店で約3年前にオーダーメイド枕を作られておりオーダーメイド枕が寝心地が良いからと連れて来られました。
ではでは、このデータから見ると、けんこう枕はこのお二人に合うでしょうか?
「合いません」
(※しかし、ひょっとすると14歳の子もオーダーメイド枕よりもけんこう枕の方が気持が良い!と言われるかもしれませんよね。じゃあ合う?合ってない?の根拠は何?と疑問に思われる方はぜひご来店をお待ちいたしております。できましたら事前に電話予約をお願いしております。(092-581-4380)
14歳の女の子はなんと170センチの細身でありながら肩幅があるのです。仰向け寝で寝ると頭が起き上がり気道を狭めてしまい、横向き寝でも首側がしっかりと支えれずに頭が持ち上がる状態で頚椎から背骨のラインは崩れます。
69歳の方の体のデータラインではどうでしょうか?
しかし、このデータ通りに枕を作るととんでもなく寝心地の悪い枕の完成となるのです。
仰向け寝の頭側がもっこりと山になっております。見るからに寝にくい枕の形状となりました。
だから、私はオーダーメイド枕を仕立てる前!測定する前!そう、カウンセリングに時間をかけているのです。仰向け寝が多いのか?横向き寝が多いのか?
で、オーダーメイド枕で寝て頂き、微調整を繰返すこと数回・・・。
この高さに落ちつきました(白い枕)
微調整は1グラム単位、5ミリ単位でフィッティングして合わせます。
私自身がこのお客様にお作りしたオーダーメイド枕で寝ると、間違いなく朝起きたら首にダメージがくるでしょう・・・。(上の画像)
お一人おひとり、姿形が違うようにその姿形に枕を合わせていけば一つ一つ高さは違ってくるんですよね~。そう考えるといかに既製品の枕で自分の体型に合う物を見つけ出すことが難しいか?お分かり頂けるとおもいます。
また体重の増減、敷き寝具の硬さ、ヘタリ、まくらのヘタリなどで長年使用していくと高さは変わってきます。だから、まくらで大切なのは高さ調整が必要なのです。既製品のまくらでの謳い文句は高さ調整が簡単にできるという言葉。これって一見、消費者のことを考えられている安心する言葉のようですが、実は自分好みの高さに調整しまいがちな危険な言葉であると私は考えております。
●体がラクだと感じる姿勢が、体にとって良いとは限らない。
●自分好みの枕の高さが、体にとって良いとは限らない。
●自分好みのマットレスの硬さが、体にとって良いとは限らない。
お客様は、フィットラボ・オーダーメイド枕ワイド70を御注文。
しかし、私の凡ミスでオーダーメイド枕のベースを欠品させていましたので、とりあえずは、オーダーメイド枕レギュラーサイズでお作りしお持ち帰り頂きました。そして、ベースが入荷次第まくらを作り配達いたします。
で、圧迫骨折をされたお客様は枕はどんぴしゃ作っても、寝ているときに背中への圧迫は相当かかってきますので、できたら敷きふとんの見直しもお願いしました。お客様のようなタイプは背中の圧迫から解放されようと枕の上にずりあがってくる傾向があるんです。
「今までずりあがってなかったですか?」とおたずねすると・・・
「そうなってます」と妹様。
やはりでしたね。
ネットでも、まくら、枕、マクラと謳われておりますが、まくらとマットレス(敷きふとん)は対で考えるべきなんですよね。
たとえば、体型を測定して体型に合わせて枕をオーダーメイドでお作りしても、畳に直に寝ています。フローリングに直に寝ていますという寝床環境ならば、いくらオーダーメイドでも満足のいく寝心地にはなりません。この寝床環境ならば背中、肩甲骨にかなりな圧迫が予想されるのでその圧迫を少しでも逃がすために枕の高さを高くする必要があります。この自在に対応できるのがオーダーメイド枕の良さなのです。しかし、圧迫軽減のために安易にまくらの高さを上げてやると今度は寝姿勢バランスが崩れてしまうんですよね。するとなんともオーダーメイド枕とはいえ寝心地は悪くなってしまいます。畳、フローリングに直は大袈裟とはいえ、長年お使いのせんべいふとんや硬すぎるベッドマットレスでも同じことが言えるのです。
それでも、既製品のまくらに心がまだ靡(なび)きますか?
福岡県内でまくらのお悩みがある方、ぜひ当店「まくらと眠りのお店いろは」へご来店くださいませ。買う買わないは別にしてお話だけでも聞きたいという方でもお気軽にお越しくださいませ。できましたら電話予約を事前にお願いしております。(092-581-4380)
当店まくらと眠りのお店いろはが福岡市内で仕立てるオーダーメイド枕は、西川リビングFITLABOフィットラボ・オーダーメイド枕です。6ブロック構造2層式(10年間高さ調整メンテナンス付き)
フィットラボ・オーダーメイド枕のよくある質問をまとめてみました。
まくらは寝姿勢を決めるのに重要な役割を果たします。