睡眠環境診断士&ピローフィッター
「はなす」「はかる」「つくる」「あわせる」
西川リビングFITLABOシステム導入
たばこは吸わない2代目店長岡田です。
どんなおふとんを買えばいいのか?一番間違いないのは、店主、従業員が使っている寝具を聞き、それを購入するのが間違いないです。
しかし、高い布団を売りつけたいがために、実際は使っていないのを、これを使っています!と薦めてくるお店はかなり怪しいのでご注意くださいませ。(笑)これを見破るのはなかなか難しいですが・・・。
私、店長岡田と母は、手引き真綿(シルク)掛け布団を持っています。
「繊維の女王」とも呼ばれる天然繊維の「絹」(シルク)天の虫とかいた、お蚕さんからできた真綿を、熟練した職人が手引きにし、何層にも重ねていきます。江戸時代から続くぬくもりの手仕事で、汗を素早く吸収して放湿するのでムレて温かくなるのではなく、ムレ感がなく優しくまろやかな温かさ(保温性)で、ドレープ性があるので、からだの凹凸にフィットしますので冬場は肩口からの冷たい空気をシャットアウトしてくれます。
この手引き真綿(シルク)掛け布団は、春先1枚、夏は冷房と併用で1枚、秋口1枚で気持ち良くお使い頂け、日本の風土に一番適した掛け布団です。
「何か今頃使うおふとんないかしら?」と御来店。
おっと、私がベッドからマットレスの寝床を完璧に整えたお客様でした。助手がいろいろとお客様にご提案しておりました。
手引き真綿(シルク)掛け布団も1枚持ってありましたが、気持ちが良かったからたと娘にも主人にも使わせたいということでお買い上げ頂き、リネンの敷きパットも購入されました。
「私が出かけるときにね、主人が何処に行くんだい?って聞くから、郵便局といろはさんに行くわって言ったの。いろはで何を買うんだい?って聞くから、今頃使うおふとんよっていうと、あまり良いのやなくていいからな。もうあの世が近づいているからって言うじゃない。あの世が近づいているからこそ、良いふとんで寝なくちゃいけないのって言ってやったのよ~」
そうなんですよ!そうなんですよ!
僕たち私たちは、大変申し訳ないけどこれからお世話になる夫婦のもとへ、手土産一つ神様は持たせず、裸のまま行かせるもんだから、そりゃ僕も訳がわからず泣き叫びますよ。
しかし、夫婦の親、親戚、兄弟がこぞって僕をみつめニコニコしてるんですよね。囲まれて見つめられて照れ臭い照れ臭い。感情表現は泣くことしかできないから、思いっきり泣いてやるんです。すると、どうしたもんか更に喜ばれるですよ!「おぉ~元気がいい子じゃ!いい子じゃ!」って。そして、どなたが買ったのかは知りませんが、あたたかいおふとんも用意されて・・・今こうして僕ら私らがいるのもあのときの皆さんのお陰なんですよね。(なんのこっちゃ!って思わず笑われたかもいると思いますがちょっとした小劇場でした。)
「もういつ死ぬかわからんけん、そげないいことはいらん!」
「あの世が近づきようけん、安もんでよか!」っていう年配の方多いです。
だから私は言います。「今まであくせく働いて、迎えは今日か?明日か?明後日か?そう思いながら一日を過ごし、一日の終わり始まりの寝床がぺらっぺらっじゃあまりにも悲し過ぎる。いつ死ぬか分からけん!と腹をくくっているなら尚のこと、暖かいふわふわのおふとんに包まれ最期を迎えましょうよ」と言います。
すると、「そうですね」と言う人もいます。
しかし、死ぬが死ぬまで値段の高い寝具は贅沢品と思われている方もいらっしゃるんですよね~。
でも、奥様はちゃんと分かっておいででした。
先がないからこそ、その最期に向うまで、眠るときぐらい気持ち良く眠りたいと私は思うんです。と言われました。
おっしゃる通りです。
手引き真綿(シルク)掛け布団は、赤ちゃんからも気持ち良くお使い頂けます。まさに老若男女からだが喜ぶおふとんです。また手引き真綿掛け布団は、シルク(絹)はシルクですが、シルクおふとんとは違います。これは専門店ではないと説明できないでしょう。御来店くださいませ。お教えいたします。
当店まくらと眠りのお店いろはでは、手引き真綿掛け布団(絹:シルク)の品揃えはございますが、シルクおふとんの品揃えは一切しておりません。ご注意くださいませ。
お買い上げありがとうございました。
人生100年とするならば、まだまだ私、人生の折り返し地点にも到達しておりません。今日一日あくせく働いて、終わり始まりの寝床の上で、今日は幸せ感じたので、この幸せが明日も続きますようにと呟きます。そして、かりゆし58のオワリはじまりの歌を鼻歌しながら眠りにつきたい・・・。