山口県から羽毛掛けふとんを買いに再来店された30代？カップル

からだリラックスな眠り、朝を迎える笑み
「はなす」「はかる」「つくる」「あわせる」
体圧測定/立位測定（全身・側面）システム「フルボディートレーサー」導入
睡眠環境診断士/ピローフィッター
たばこは吸わない、×なし2代目店長岡田です。
店長岡田の今日の一人言は本文最後の編集後記にて呟いております。

ゴールデンウィーク前に電話がありました。その電話は母が取っていろいろと話ていたみたいでしたがお客様はロマンス小杉の羽毛ふとんを探しているとか・・・。そのロマンス小杉の羽毛掛けふとんでも、ダウンがノースポールホワイトグースダウン９２％？９３％？９５％？重量１，２キロ、ハンドピック、側生地：モイスチャー加工、etc。

そして、その電話をされたお客様がお店に行きたいとのことで、なんとなんと山口県から来ると言われたそうです。しかし、当店まくらと眠りのお店いろはには、もちろん山口県、大分県、佐賀県、熊本県、長崎県、宮崎県、シンガポール、フランス、ドイツ、アメリカ、カナダからご来店されるお客様がいらっしゃいますから別段驚くこともないちゃないんですが・・・。ただ県外、海外から来店されるお客様たちは、オーダーメイド枕を求めて、マットレスを求めてのご来店の方たちばかりですから、羽毛ふとんの件で県外から来店されるのは初です。

ゴールデンウィーク明けの19時にご来店されました。

男女2名で今お使いの羽毛掛けふとんを抱えてご来店されました。

男性の方が、ロマンス小杉の羽毛掛けふとんを先輩？からもらったらしく、その羽毛掛けふとんの気持ち良さにハマったとかで、もうかれこれ何年と使うのでそろそろ新しい羽毛掛けふとんに買い替えたいけど、今使っている羽毛掛けふとんと同じスペックかなるべく同等のものがいいと探し回られているような感じでした。

そして、当店まくらと眠りのお店いろはがご用意してた羽毛掛けふとんの品質表示を見られました。それからなんとなんと体重計まで持参してあったのです。

たしかに、羽毛掛けふとん：重量１，２キロと記入されていてもそれはあくまでダウンそのものの重量なので側生地次第では重量が変わってきます。

（すげぇ～こだわりんしゃー）

体重計に乗って計測されていたので、そんなことせんでも量れるもんありますよと言いました。

まずは今までお使いの羽毛掛けふとんを紐で括り量られていました。それから、今お使いの同等のスペックの羽毛ふとんを量られました。

それから、実際に羽毛ふとんを掛けて体感されました。マットレスやまくらにこだわられる男性は今まで見てきたことがありますが、羽毛ふとんにここまでこだわる男性は初めてでした。

男性の方が寝返りを右に左にゴロゴロ打たれました。そして、彼女さんにも「寝てみて」と言われバトンタッチされ羽毛ふとんを掛けられ体感されました。

すると彼女様が・・・。

「あっ、今まで使っている羽毛ふとんと感じが同じみたい」

「やろう！たしかに同じ感じみたいなんだよ」

「いいんじゃない。これ」

おっと彼女さんからのお墨付きもございました。

今まで使っていた羽毛ふとんと同じ感じの羽毛ふとんを探し求められていて、これまでいろいろな寝具屋さんに行かれて目で見て、手で触って、体に掛けて体感して来られた感じでしたが、まさかまさかの探し求めていた羽毛ふとんに県外である福岡県福岡市南区井尻で出会うとは・・・。

私も気が早いですけど、これはもうお買い上げいただけたなと思いました。

すると男性のお客様が「ちょっと考えさせて下さい。１０日間取り置きしてもらってていいですか？」と言われました。

羽毛ふとんの時期ではなかったので「いいですよ」と言いました。
（※取り置きは基本しておりません。こう言いっちゃなんですが気分で決めますのでご了承下さいませ）

（えええええええええ～今まで使っていた羽毛ふとんの感じとほぼ同じ感じの羽毛ふとんが目の前に前の前にあるのに、ここにきてまさかまさかの考えさせて・・・。わざわざ高速使って来てあるだろうに、これまで散々いろいろな寝具屋を見て回られているだろうに・・・まさに！大ドンデン返し！
とは、口が裂けても言えません（苦笑））

そして、羽毛ふとんを抱え、体重計を抱えお帰りになられました。

私と助手はしばし呆然・・・。「帰ろっか」と店を閉め、酒も飲んでいないのに何故か足は千鳥足・・・。「あぁ～なんか疲れた」

まぁ、たしかに電話の時から買いに行きます！とは一言も言われていませんから、勝手にこちらが山口県から来たなら買うやろう！と思ってただけでね・・・。なんか疲れた！とはいかんですね。これは、田中みな実さんが飲み会で私の膝に手を置いて飲んだり、微笑んだり、舌をペロッと出したり、やたらとボディータッチしてきて、それを脈があるな！と勝手に思っているのと同じ感じですね（苦笑）

で、いざ誘うと「お疲れ様」と言い残しスタスタスタとタクシー乗り込んで、私が一人残されるみたいな・・・（笑）

話がかなり逸れましたが・・・。
そして、10日が経ちました。連絡もありません。

やろうね、やろうね。だって欲しいなら、その時に買うし！別に期待もしていません。こういう時は心を床に置いてロボット化するのが一番です。

それから2～3日経って電話がありました。

「もう10日間取り置きしてもらってていいですか？」

「いいですよ」

そして、その10日後に電話がありました。

「羽毛ふとんはもう店頭に出してもらってていいですから」

でしょうね。でしょうね・・・。こうなることはもう初来店されてお帰りになられる時に分っていました。

よく、こんなのありますか？何処にもないんですよね・・・と尋ねて来られて、たまたま当店にあって、あぁ～あるんだ！と言われ、感激されて、購入されるのかな？と思ったら、「わかりました！また来ます」って帰られる人がいるけど・・・、いやいやいやいや探しよったっちゃないと？無茶苦茶欲しかったっちゃないと？って商売をしていたらいろいろな人がおられます。

そして、今日電話がありました。

なんとなんと山口県の方だったのです。

「まだ、あの羽毛ふとんありますか？」

もう売れました！って言おうかなって思ったけど（苦笑）ぐっと飲み込んで「あぁ～まだありますよ。まだ羽毛ふとんの時期じゃないので・・・」

そしたら、今日これからお店に伺いますと言われました。15時までには行けると思いますんでと言われました。それが、17時になり、18時になり・・・。これっておちょくられようとかいな？
すると19時に来店されました。5月のゴールデンウィークの時には羽毛ふとんと体重計を持って来店されましたが、今日は2枚の羽毛ふとんを抱えてご来店されました。

で、で、で、電話を頂いた時点で、羽毛ふとんを広げてもらってていいですか？と言われてあったのです。もちろん私たち家族は人がいいので、羽毛ふとんを広げていました。

そして、男性の方が「どれくらいの時間、広げてもらってましたか？」と言われたので、電話をいただいてからずっと広げていましたよ」とお答えしました。

その膨らんだ羽毛ふとんをまず見られ、そしてまた掛けて体感され寝返りを右に左にゴロゴロされました。また、彼女さんも寝返りゴロゴロ・・・。

そして、今までお使いだった羽毛ふとんと掛け比べて、またまた右に左にゴロゴロゴロゴロ・・・。

「やっぱ、これだね。これだ、これだ」

男性の方曰く、羽毛ふとんも膨らみ過ぎてもダメと言われたのです。なので、最高に膨らんだ状態を見て、そして体感したかったそうです。

なるほどなるほど。たしかに、当店まくらと眠りのお店いろはの羽毛ふとんは陳列棚に収まっていますからね。さぁ掛けて体感となっても１００％膨らみきってないですからね・・・。少し時間が経てばいいですが・・・。

そして、ロマンス小杉：羽毛ふとん（ノースポールホワイトグースダウン９５％（ダウンパワー４４０）/軽量生地使用（綿：６５％）/完全立体キルト/重量：1,2キロ/アレルインチェック（多機能・ハイクオリティー羽毛（制菌加工・消臭加工））/側生地（抗菌防臭加工）/日本製/お買い上げ頂きました。

※ノースポールホワイトグース｜世界第２位広大な国土を有するカナダ。地球上で最も美しく、かつ厳しい自然条件を備え、国をあげての環境立国と言われています。ノースポールダウンはカナダの北緯６０度以上に生息し、寒さが厳しい地域で野生に近い飼育環境で育てられたグースから採取されています。厳寒地域で育てられたグースのダウンは弾力性、かさ高性、保温性に優れた高品質ダウンです。

いや～飛んだ冷やかしの方たちだったと思っていたら、まさかまさかの購入されるとは・・・。いや～商売ってこれだからおもしろいんですよね。ありがとうございました。

気をつけてお帰り下さいませ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・編・集・後・記・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ＮＨＫ｜ドキュメント72時間の番組が、波打ち際を車で走れる、国内でも珍しい砂浜の道路は石川県にある「なぎさドライブウェイ」が今回の場所でした。砂の粒が細く、海水がしみ込んで押し固められると車が走れるほどかたくなるそうです。72時間の間にこのなぎさドライブウェイにいろいろな思い出や思いを持って来られてありました。私の頭にパッと浮かんだのが、志賀島もそんな風になればいいのにって思いましたがそうするにはいろいろな問題も出てくるでしょうが・・・。でも長い距離の砂浜を車やバイクで走れるって無茶苦茶いいですよね。高島市長！どげんですかね？

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