からだリラックスな眠り、朝を迎える笑み
「はなす」「はかる」「つくる」「あわせる」
西川：体圧測定/立位測定（全身・側面）システム「フルボディートレーサー」導入
睡眠環境診断士/ピローフィッター
たばこは吸わない２代目店長岡田です。
【福岡県福岡市南区・ご夫婦・６０代・５０代】
・FITLABOオーダーメイドマットレス９ｃｍ（三つ折り）別注サイズ：9×88×195cm×２
・FITLABOオーダーメイド枕×２
・ドイツ製ビラベック社ウールパッド（S）×２
・コットンムース（40番手コーマ糸使用）BOXシーツ（S）×２
・フレンチリネン敷きパット（S）×２
納品、設置、ベッドメイクを行って来ました。
お客様＝奥様が、まくらの件でお電話をかけてこられましたので、いろいろとお話させて頂きました。そして、一旦電話を切られて、再度電話がかかってきて、その日の夕方にご夫婦でご来店されました。
奥様は右手にまくらを抱えてらっしゃいました。
そして、さっそくカウセリングシートにご記入頂きました。なんと奥様のご職業はピアニストでした。手の痺れがあるとのことで、整形外科を受診されると手術しかないと言われたそうです。この手術の話は後日お聞きしました。そして、ご主人様は、ウッドベースを弾かれるミュージシャンだったそうです。今は趣味で弾かれている音楽家夫婦。
ご夫婦それぞれ体圧測定を行い立位測定（全身・側面）を行い、まくらをお仕立てし、２階ベッド＆マットレスコーナーにて体感頂きました。
そして、今お使いのまくら、低反発まくらと、私店長岡田が仕立てたオーダーメイド枕に寝比べて貰いました。まずは低反発まくらで奥様の寝姿勢ラインを確認させて頂くと、横向き寝の時には、頭が下がった状態になっていましたので首に負担がかかっているのは一目瞭然の寝姿勢となっており、低反発まくらで多い形状が首が盛り上がって頭に向って低くなっていますが、低反発で柔らかいんですけど、あれだけ首のところが盛り上がっていると、首に圧はかなりかかっているんですよね。
そして、私が仕立てたオーダーメイド枕に寝て頂くと、仰向け寝、横向き寝それぞれの寝姿勢ラインは、首に負担を与えない立った状態をそのまま寝かせた首リセットの寝姿勢になっていました。
で、まくらの話からマットレスの話までさせて頂きました。この時も２時間以上はお話させて頂いたのではないでしょうか・・・。簡単な見積りもお渡し「分かりました」とこの日はお帰りになられました。それから数日経って電話がかかってきて、全てご提案してくださった商品を頂きますと言われました。
また、今ご夫婦がお使いのベッドがキングサイズとのことでした。FITLABOオーダーメイドマットレスは、シングル、セミダブル、ダブルサイズが基本サイズで販売していますが、別注にてサイズオーダーで作ることができますので（２０１９年１０月現在）別注サイズにて２台お作りすることになりました。オーダーメイド枕はマットレス納品日と同じでいいと言われました。
すぐに手配をかけさせて頂きました。
それから１週間？くらい経ち、奥様から電話があり「オーダーメイド枕だけはやっぱり早く欲しいけど？」と言われましたので、「すぐ配達しますよ」と言い、お客様宅へオーダーメイド枕を配達しました。そして、この時にいろいろな話をしたのですが、実は奥様は来店される前日に電話をかけられたそうです。でも誰も出なかったと・・・。しかも留守電にもならないなんてどんな店なんだ！と思われたそうです（苦笑）たまたま、その日が別件での仕事があり営業時間中にも関わらず早めに閉めさせて頂いていました。
「ほんと、今時留守電もしていないんなんて・・・商売っ気がない大将なんだから。」と奥様。
私はただただ苦笑い。
そして、話ながらオーダーメイド枕の使い方を説明し、専用カバーをかぶせようと思ったら、サイズ違いのピローケースを持ってきてしまっており、汗がたらっ～。慌てふためいていると、助手が「緊張しとうとでしょうや」と言うと・・・。
ご主人様が「なんが緊張ね！あれだけ、ベラベラ話してくさ（まくらやマットレス説明時）・・・。緊張もなんもせんめーもん」
これまた私、苦笑。
奥様は宝塚の娘役トップスターのような二重まぶたでぱっちりお目目な綺麗な方で、私のことを「大将！」って呼んでくれて、ご主人様は、指揮者で有名な小澤征爾の息子である俳優の小澤征悦さんに似てあり、まさに美男美女のご夫婦です。
もう、ご自宅の壁のあらゆるところに、ご夫婦の写真が飾られてありました。帰るときに、じっと奥様の写真を見てたら、ご主人が焼きもちやいて、私に「シッシッ」と早く帰るように促されました（苦笑）
そして、本日、納品に行って来ました。
その前に、ご主人様、奥様のマットレスが別注サイズのFITLABOオーダーメイドマットレスなので内職をしました。それは、しっかり腰をサポートし足を若干上げて寝ると寝やすくなる「からだリラックスサポートバー」をマットレスの幅に合わせます。
私の作業風景を助手にキャメラを渡し、撮って欲しかったのですがなかなかどうしてカメラのアングルがヘタなもんだから結局は私が助手を撮る方が早いのでバトンタッチ。
スポンジをハサミで切り、余った生地をさらにハサミである程度まで切っていきます。
そして、ホットボンドで側生地を接着します。
そして完成。
ここまでするお店ってあるのかな？と一人言・・・。
そして、別注サイズのマットレスに合わせた、からだリラックスサポートバーをご夫婦のマットレスそれぞれにセットしました。
そして、お客様との約束のお時間に到着。玄関先で、トントントントンと音がしていました。あれっ？大工さんの来とんしゃーかいな？リフォームしようんしゃーと？と思っていたら、ご主人様が寝室の隣の部屋で金槌でトントントンと釘を打っての作業をしてありました。
私は作業してあるご主人に向って「こんにちは～」と言いながら、私は寝室の部屋にマットレスを運び終えました。ご夫婦は、キングサイズのベッドフレーム＆ベッドマットレスを生かし、そのマットレスの上にFITLABOオーダーメイドマットレス（三つ折り）９ｃｍタイプを重ねて使うということでしたが、なんとマットレスの上に、うっすらと奥のベッドの方は横線が見えると思いますが、すのこがセットしてありました。そして、今トントントントンと金槌で釘を打ってあるのは、奥様のすのこを作られていたのです。
さっそく、ご主人様の別注サイズのFITLABOオーダーメイドマットレスをセットしていきます。
FITLABOオーダーメイドマットレスは、体圧分散性は極力抑え、寝姿勢保持を重視したマットレスです。お一人おひとりの体型を測定しお作りするオーダーメイドマットレスですので、フィットする寝心地は言うまでもなく気持ちが良いですが、通気性にも優れた構造になっていますが、調湿効果、調湿機能は持ち合わせていませんから、ウールパッドはマットレスの寝心地をさらに向上させる+α（+ｘ）の必須アイテムですが、ウールパッドと名が付けばどれも同じではございません。
当店おすすめのウールパッドは、通常の寝具に使われる側生地の１００倍以上通気性が良い、マコ・トリコット生地に、メインボディーのみの羊毛を刈り取り、化学薬品は一切使わずに大量の水と中性洗剤のみで洗浄された１００％ピュアウールをシングルサイズで１，５キロも詰め込んだ、ドイツ製ビラベック社ウールベッドパッドは、ウール本来が持つ機能である、吸湿性、放湿性、保温性を１％も損なうことなく、まるまる１００％発揮できる優れたウールパッドをセットしました。
で、今回マットレスは今お使いのキングサイズ（１８０×１９５ｃｍ）に合わせて、FITLABOオーダーメイドマットレスは、８８×１９５ｃｍで２台お作りしましたが、ドイツ製ビラベック社ウールパッドのサイズは、１００×２００ｃｍですので片側６ｃｍの計１２ｃｍサイズオーバーとなります。もちろん、ご購入前にサイズオーバーになることはお伝えしておりました。
ご主人様の別注サイズFITLABOオーダーメイドマットレスをセットしたところに、奥様のすのこが完成しましたので、ご主人と隣の部屋から寝室へ運び込みました。手が器用なご主人様です。流石は、Ｍｒ.ＢＡＳＳ ＭＡＮ！
そして、奥様の別注サイズFITLABOオーダーメイドマットレス、ビラベック社ウールパッド、コットンムースBOXシーツをセットしていきます。
そして、全てのベッドメイクを終えました。
このＢＯＸシーツの上に、いたらん敷きパットなどセットするのはＮＧです。この状態で寝るのが、最も体リラックスして眠れます。また、夏用の為にフレンチリネン敷きパットも購入下さっていますので、夏のみこのコットンムースの上にフレンチリネン敷きパットをセットされることで、春夏秋冬１年３６５日、快適にリラックスした状態で眠れます。
ただ今までのベッドマットレスも相当分厚いものでしたが、更にはすのことFITLABOオーダーメイドマットレスを重ねたものですから、床からの高さは相当高くなりました。丁度、ベッドの足もとの方に、ウッドベースを私も見つけていたのですが、ご主人様が「この高さやったら、ウッドベースが座って弾きやすくなる」と言われましたが、奥様が「そんなことしたらダメダメ」とダメ出しを食らってありました（笑）
背骨は一本で繋がっているので、まくらとマットレスは対（セット）で考えてくださいね！というのが、まくらと眠りのお店いろは店長岡田の口癖なのですが、まくらとマットレスのセットで完璧な寝床を作っても、翌朝も疲れが残っていたり、また寝ようと思ってもなかなか寝つけなかったりする日が必ずございます。それは、からだリラックス寝姿勢ライン＆首リセット状態が整うことで、無理をしたら如実に体に影響が出る！というのがすぐに分かるようになるのです。自分の回復力の凄さに驚かれるときもあるだろうし、なかなか回復しなければ、もっと自分の体を労ろうと思えるようになるのです。
体に合っていないまくらやマットレス（敷きふとん）などでは、ひょっとすると、そのまくらやマットレス（敷きふとん）が影響し、体を緊張させていることも考えられるので、大切なのは、全身が０リセットできる寝床なのです。頭の重さ（約５キロ）から解放され、重力からも解放され、首をリセットできるのは、唯一睡眠姿勢中なのです。
全ての作業を終えると「こちらへどうぞ」と奥様が言われまして、リビングのソファーに座ってワイングラスで飲むルイボスティーは格別です。
そして、ご夫婦でいろいろなお話をしました。
上記でも書きましたが、奥様はピアニスト。ピアノを弾くときには常に頭は前下がりの状態になりますから、首への負担はかなり相当なものです。また、首（頚椎）には大切な神経が通っていますから、常日頃から労わらないといけません。手が痺れ、手術しかないと言われた奥様は、大好きなピアノもずっと弾けなくなっていたそうです。「まくらのお陰で本当に私は首がラクになったの」と大喜びされていました。また、同時に施術もされたそうです。その施術の先生は、予約が常に満杯らしいのですが、たまたまご縁があり診てもらえたそうで、施術２回目でもう今までの手の痺れなど嘘のように落ちついたそうです。その一方で、ご主人様はオーダーメイド枕に寝てから、首と背中のちょうど境目辺りに負担がくると言われ、奥様はオーダーメイド枕に大絶賛される一方で、ご主人様はちょっと今一つぽっい感じでした。
しかし、オーダーメイド枕に、今一な感じがして、今までの枕を引っぱりだして使うと、何故かオーダーメイド枕の方がラクだと・・・。今晩からマットレスもご主人様の体型に合わせたFITLABOオーダーメイドマットレスが、これから半年かけてご主人様の体型ラインにフィットしていきますので様子を見て下さい。何かあれば駆けつけるのでご心配なく！とお伝え致しました。
それからもいろいろなお話をしている中で、奥様が急に「私、すっぴんなのよ～」と言われ、私も助手も「えええええええ～すっぴんですか？」と叫んでしまいました。上記にも書いていますが、奥様はお目目ぱっちり二重まぶたくっきりの宝塚娘役トップスターのような感じの人なんです。奥様秘伝のジュースのレシピを教えて頂きましたので、後は助手が作ってくれるのを待つばかりの私です。
そして、寝室にご夫婦の写真が飾られてありましたが、東京銀座のマクドナルドの前で奥様（２０代）の時の写真も飾られていたのですが、帰りがけ車の中で、和泉雅子・山内賢さんの「二人の銀座」を歌いながら帰りました。
因みに、東京銀座にマクドナルドがオープンしたのは、私の生まれ年でもある１９７１年です。７月２０日がオープン初日だったそうですが、私は９月生まれなのでまだ産まれていませんでした（笑）
今晩から、FITLABOオーダーメイド枕＆FITLABOオーダーメイドマットレス（別注サイズ）で、からだリラックスな寝床の完成となっておりますので、ゆっくりお休みくださいませ。
ありがとうございました。
私店長岡田からご夫婦へ書のプレゼント。
