からだリラックスな眠り、朝を迎える笑み。
「はなす」「はかる」「つくる」「あわせる」
西川リビングFITLABOシステム導入
睡眠環境診断士/ピローフィッター
たばこは吸わない2代目店長岡田です。
【福岡県博多区・ご夫婦(ご主人様93歳・奥様88歳)】
ここ5年以上はご無沙汰だったお客様=奥様がご来店。
「あのね、ベッドのご相談なんやけど・・・」
聞いてみると、今は介護ベッドをリースで使われているとのことですが借りてる期間が長いので、これならベッドを買った方がいいのではないか?ということでした。
ご夫婦で2台ベッドを借りていて月々数千円お支払いだとか・・・。
たしかに今の時代、介護ベッドを借りられている人は多いですが、借りてる期間が長いと買ってた方が安く済む逆転現象も起こりえます。また借りてる場合は、いくら洗浄してあるとはいえ、誰が使っているか分からないし、ひょっとするとそのベッドで亡くなられてる人もいるでしょうからね・・・。もちろん気にならない人は気にならないでしょうが・・・気になる人は気になりますよね。
「ベッドは2階に展示しているのですが、上がりきんしゃーですか?」
「大丈夫ですよ」
「後ろに私はしっかりカバーしていますので、ゆっくり安心して一段一段上ってください」
と言いました。
「あら~2階はこうなっているのね」
「そうなんですよ。2階はこうなってたんですよ」
当店まくらと眠りのお店いろはのベッド&ベッドフレームは、全て別売りとなっております。また、スプリングマットレスはこれから先の時代の地球環境を考えると処分が大変になります。既に他県の自治体ではファスナーは燃えないゴミ、側生地は燃えるゴミというように分別しないと処分できないところもございます。ということは、ポケットコイルのマットレスなんて一個一個不織布に包まれていますから一個一個不織布から取り出して分別しないといけないのです。
また数十年前では、ウレタンの発泡技術も悪く、スプリングマットレスの寝心地には敵いませんでしたが、今はウレタンの発泡技術が進んでおり、スプリングマットレスと遜色なく、いやそれ以上の寝心地を実現しています。
奥様はベッドの高さを気にされていましたが、実際に腰掛けられると・・・・
「あっ、いいみたい」
と言われました。
想像ですが今お使いのベッドは、ベッド自体の高さが高くマットレスは9センチ位の厚さのやつで、その高さが気にいってると言われましが、腰掛けられたベッドの高さは30センチでマットレスの厚みが18センチなので48センチの高さになるので、寝て起きて立ち上がるときも立ち上がりやすいのです。
値段を聞かれたましたので、値段をお伝えしました。
「主人にも見てもらったほうがいいわね。電話貸してもらえる?」
「あぁ~いいですよ」
電話番号をお聞きしダイヤルしてあげました。
「あぁ~あなた、今ね、いろはさんにいるのよ。ベッドを見てるのよ~。ちょっと今からいろはさんに自転車で来てくれないかしら?あなたにも見て欲しいのよ」
なんかご主人様が電話口で言われたみたいだけど、奥様が聞こえずらかったみたいで・・・。
私と電話交代。
「ご主人、自転車でこんでも今から私が迎えに来ますので、ちょっと待っとってください」と言いました。
奥様にそう言うことですので今からご主人様を迎えに行ってきますのでと言い残し車で迎えに行って来ました。
ご主人様の年齢は93歳だそうで・・・。
「ベッドやろうが地べたやろうが私はどこでも寝れます。戦地に比べたら極楽ですよ」と言われました。
戦争を体験されている大先輩の言葉は本当に私の心にグサッと刺さりました。
ベッドフレームは、ご主人様、奥様共にセンベラJAPANのフレームで、ベッドマットレスはご主人様は、ジャーマン3こと、ベンツ、BMW、アウディのシートのフォームを作るレクティセルという会社のグループ会社、シェララフィア・コンフォート・ジャーマニが作るシェララフィア・ゲルテックス180マットレスになりました。ゲルとポリウレタンを融合させた「世界特許取得」の高反発マットレスです。
奥様のベッドマットレスは、キューブ(面)で体全体を支える西川のマットレスです。高反発ウレタンではなく、高硬度ウレタンのマットレスです。当店まくらと眠りのお店いろはでは定番のマットレスです。
でも、ここまでトントン拍子に話が進んで参りましたが・・・。
今現在使われてる介護をベッドを手配されたのは娘様だそうです。
ここで、よくある話が、親は買いたいけど息子、娘が大反対するパターンです。
「一度娘様に連絡されてからお決めになられてはどうですか?」と奥様に言いました。
奥様は、「だって私たちが買うからね。娘たちがお金出すわけじゃないし・・・」
「奥様の言われることは分かります。でも、私もいろいろなお客様たちを見ていると、子どもたちは親のお金を使わせんめ~使わせんめ~とする傾向があるんですよね。なんでそんな高いのを買うとよ~とかですね」
「じゃあ娘に電話してみよう」とご主人様。
またまた私が娘様の携帯の番号をダイヤルしました。
するとご主人様が娘様と話されていたら途中で「変わって」と言われ、私が電話対応させて頂きました。
お母様も何回かは今までに、借りるのを止めて買った方がいいかもと娘様に相談されていたそうですので事情をよくお分りでした。で、金額は?と娘様が言われましたので、私店長岡田、一回唾をゴクリと飲み込んで・・・ウン十万円ですと言いました。
「あっ、はい。分かりました。」と言われました。
で、リースで借りているベッドは娘様の方から業者?役所?に撤去作業の件は連絡されるとのことです。
それこそ娘様が嫁がれる時には、うちのお店で婚礼布団を買って持たせたそうです。
後は、ボックスシーツなどを決めて貰いました。
で、で、で、こんなのあるんですよ~と寒い季節のコンセントいらずのド定番!暖かいムートンシーツをお見せしました。でも見ても分からないのがムートンの毛質です。
「よく、電話でお宅ムートンシーツっていくらからありますか?」と問い合わせがございますが、「ウン万円からあります。」と言うと・・・。「あっはい。分かりました」と電話を切られる方がいますが、ムートンシーツと言えばどれも同じと勘違いされてる人が多いんですよね。値段だけで選ばれるのはどうかな・・・と思います。
毛の長さ25ミリのムートンシーツと28ミリの高密度ムートンシーツに寝て頂きました。
「うわっ~これ気持ちが良いわ~。こんなので一回寝てみたかったのよ~」と言われました。
その気持ち良さ、たかだか3ミリの毛質の違いですが寝ると差がでます。25ミリだけを体感されただけならばそれはそれで気持ちが良いと思われます。でも28ミリと比べると・・・。
寝ていた体を起され立ち上がれて・・・。
「いいですよ」
と言われました。
ありがとうございます。
「はい。いいですよ」
ロマンス小杉:高密度ムートンシーツ28ミリ(画面:右)
私、その「いいですよ」の意味が分からず・・・(苦笑)
「あの、いいですよというのは・・・?」
「あっ、買いますよ」
「あっあっありがとうございます」
「あなたのぶんもしときましょうか?」と奥様がご主人様に言われてあります。
しかし、ご主人様は「私はいらない」と言われました。
まぁ~高密度ムートンシーツの在庫も今のところございますので、またご連絡頂ければお持ちしますからとお伝えしました。
納期は月末位を予定。
ありがとうございました。
商談が終わり、お買い物するものもない(スーパー)と言われましたので、ご夫婦をお車でお送りいたしました。