からだリラックスな眠り、朝を迎える笑み。
「はなす」「はかる」「つくる」「あわせる」
西川リビングFITLABOシステム導入
睡眠環境診断士/ピローフィッター
たばこは吸わない2代目店長岡田です。
私、店長岡田が十数年前に結婚を決意したときに、母から言われたことがります。
「うちはブライダル(婚礼寝具)の商品も扱いよろうが。これがどういうことか分かるね?結婚して離婚するくらいならはじめっからしなさんな。離婚しとう息子がくさ、ブライダル(婚礼寝具)とか勧めよったら、ちゃんちゃらおかしかろうもん。縁起の悪かろうもん。笑われると。」
「笑われるげなくさ、誰も笑わんめーもん。今と昔は時代が違うったい。」
「あんたたちがすぐ時代が違う!そげんことばすぐ言おうが。あんたがね、店ば継いどらんなら私もいちいち言わんったい。離婚しようが、バツが何個つこうがこっちが知ることね。親の責任も子供が二十歳になるまでやけん。養育費やら慰謝料やら私の知ったこつね。芸能人はそうも言っておられんめーばってんね。うちはブライダル(婚礼寝具)も扱いよっちゃんけん。そのことばようと考えんといかんと。ようと考えてみれ。」
これと似た話が実は、元ミュージシャンで、トレンディー俳優の先駆け、今では個性派俳優して第一線での活躍が目立つ陣内孝則さんも奥様と結婚するときに、お母様から言われたそうです。「結婚してもよかばってん、じぇったい離婚やらしたらいかんけんね」ご実家が福岡県大川市で家具屋を営んでらっしゃるのは有名ですが、家具と言えば婚礼家具ですよね。
やはり縁起物を取り扱う職人、商売人は、言うとでしょうね・・・。
店の後継ぎとして20数年経った今、ようやく母の言葉が効いてきております。
冷酒と親の言葉は後から効いてくるとはよく言ったもんですね・・・。
【福岡市東区・女性・〇〇歳】
まくらと眠りのお店いろはにご来店されたのは今回で2度目となります。2度目は2度目でもその2度目ではなく・・・。まぁ~お読み下さいませ。
実は、2018年5月に結婚をすることになったからと、ブライダル(婚礼)寝具を見に来られました。ベッドは他店で購入したとのことで、羽毛布団と肌布団が欲しいとのことでしたので、ご提案したのが、日本の風土に一番適した肌掛けふとん=手引き真綿ふとんです。中わたがシルクです。
寝具のことをよく勘違いされている人が多いのですが、寝具はただ暖かければ良い!というものではないんです。暖かくなるともちろん汗が出ます。汗を吸わない寝具はもちろん内側で蒸れてしまいます。その状態が長く続けば汗冷えが寝冷えとなり風邪をひいたり体調を崩されたりします。
ということは、良い寝具、気持が良い寝具とは、いかに暖かくなったときに汗を素早く吸湿し、ふとんの外側へ放湿するかがポイントなのです。手引き真綿肌掛けふとんは、吸湿性、放湿性に優れています。またシルクは人間と同じタンパク質でできておりますので敏感肌の方にもおすすめですし(側生地がシルク100%なら尚のこと良い)、ホコリも出にくいのでアレルギーの方にも安心してお使い頂けます。赤ちゃんや子供から使って欲しい寝具アイテムの一つでもあるんです。赤ちゃんや子供は大人よりも体温が高いので、ちょっとおふとんの中で暖まると汗で蒸れてしまい、その結果がすぐにおふとんからずり上がってきます。でも、手引き真綿肌掛けふとんなら常に呼吸をしているので嫌な蒸れ感を和らげるのです。赤ちゃんや子供が超絶気持ち良い寝具なら大人だってもちろん気持ちが良いに決まっていますよね。
春先、手引き真綿肌掛けふとん1枚で。(住環境にもよる)夏、冷房と併用で手引き真綿肌掛けふとん1枚。秋、そよ風と真綿肌掛けふとん1枚。冬は毛布変わりにもなります。毛布変わりにする場合は、羽毛布団の内側にセットしてお使い下さい。決して羽毛布団の外側に手引き真綿肌掛けふとんをセットしないでください。この使い方はかなり勿体ない!意味のない使い方になります。
本来、商売人というか店の在り方おしては、お客様が求めるものを品揃えするべきなんでしょうが、私自身が寝具で押し入れをいっぱいにしたくない!という考えを持っております。できれば1枚で春夏秋冬365日快適に使える寝具ならそれでいいと思います。しかし、1枚ではかなり無理がございます。
まぁ~こんな話をしながら接客するのが、まくらと眠りのお店いろは流なのですが、お母様、娘様も納得されたようで、手引き真綿肌掛けふとんウォッシャブル(側生地:綿100%、中わた:シルク100%、重量:0,5キロ)ウイリアムモリス(V&A)を色違いで2枚ご購入されていました。
もちろん、手引き真綿(シルク)肌掛けふとんの寝心地をお聞きすると・・・。
「大変、気持ち良く使って眠っていました」
と言われました。
絶対に、手引き真綿肌掛けふとんは一枚は持ってて欲しい寝具アイテムです。
で、その時に全てを揃えれば良かったのですが、冬用の羽毛掛けふとんの品揃えが今一つ(その時のたまたまのタイミング)でしたので、良かったら良かったら良かったら!秋口に羽毛掛けふとんが揃いますので、お手間を取らせますがもう一度、見に来られませんか?とお伝えしておりました。
そして、本日ご来店されました。
今の時代ヘタするとクリックポンで翌日には商品が届きますよね。
実店舗で商品を散々触って寝て見て、買うのはネットという人たちが多いなか・・・。
律儀にご来店下さったときには、本当に感無量といいますか無茶苦茶嬉しかったです。
で、さっそくですが羽毛布団のお話をしていきました。
側生地:綿100%/マザーグース93%/1,2キロをお見せし実際に掛けて寝て頂きました。
「なんか側生地がパサパサする・・・。耳障りじゃない?」
親子で話してあるじゃありませんか・・・。
側生地:綿65%/グースダウン90%/1,2キロをお見せしこれまた掛けて寝て頂きました。
「さっきのよりは音はしないわ~」
またまた親子で話合われております。
この二つの羽毛布団でもそれぞれ一長一短あるんですよね。
ならばと、側生地:綿100%でパサパサ音がほぼしない羽毛布団をお見せしました。こちらは、羽毛を真綿(シルク)でサンドイッチして包んだ欲張り2in1羽毛布団です。
「音は全然気にならないわ。でもなんか重いんだけど・・・」
ならば、もう1ランク上の羽毛を真綿(シルク)でサンドイッチして包んだ欲張り2in1羽毛布団を掛けて寝て頂きました。「音もしない。そこまで重くない。なんかいい感じ」
でもでもでも・・・。
「値段が気に入らない。」(苦笑)
「まぁまぁ、ちょっと飲み物でも飲んで一回落ちつきましょう。コーヒー、紅茶、お茶でアイスとホットがありますが・・・」
「すいません。じゃあ、アイスティーで」
アイスティーを飲みながら・・・。
予算は羽毛布団一枚、5~6万と考えられてたそうです。しかし、かなりな予算オーバー。でも気持ち良さは断トツの羽毛を真綿(シルク)で包んだ欲張り2in1羽毛布団だそうで・・・。
「掛けカバーしたら婿には分からんやろうけん、あなたがこの羽毛布団にして、婿は安いのにしたら?」とお母様。
これに一同爆笑。
「いやいやいやいや、初めくらい同じもんで揃えといてやってくださいよ」
で、で、で、かなりな予算オーバーとなりましたが、ロマンス小杉/ロマンスナイト羽毛を真綿(シルク)で包んだ欲張り2in1羽毛布団に決まりました。
「この近く、銀行ありましたっけ?」と言われましたので場所をお教え致しました。
「ちょっと行って来ます」と行かれました。
で、お支払いを済ませ店内を見られていると・・・。
ペルシャンギャッベに目が止り・・・。
玄関マットサイズをご購入くださいました。
ペルシャンギャッベは、常時在庫を持っている訳ではございません。私店長岡田が気に入ったギャッベがあると仕入れてきます。
「え~また銀行行って来なくちゃ・・・」
四方から見比べると、赤は赤でも濃く見えたりオレンジに見えたりいろんな表情をするのも草木染めならではのペルシャンギャッベの魅力なんですよね。約3年位は遊び毛が出続けるでしょうがこれも手織りならではのご愛敬。また長い年月をかけて色合い風合いを経年変化として楽しめます。
なんと、お母様もラグを探しているらしく、なかなか良いのがないのよ~と言われました。お母様宅にもペルシャンギャッベを嫁がせたい!と私は強く思いましたが、タイミングなんですよね~縁なんですよね~。
本日は2度目のご来店お買い上げ誠にありがとうございました。