からだリラックスな眠り、朝を迎える笑み。
「はなす」「はかる」「つくる」「あわせる」
西川リビングFITLABOシステム導入
睡眠環境診断士/ピローフィッター
たばこは吸わない2代目店長岡田です。
お客様:「ベッドの上に重ねて使える綿素材のマットはありますか?ダニが発生しないやつで・・・」
店長岡田:「ダニが発生しないやつですか?????」
まずはダニのお話から・・・。
家の中にいる代表的なダニはヒョウヒダニ(チリダニ)です。家のホコリや布団か採取されるダニとしては他を圧倒しています。ヒョウヒダニの特徴は、一年中家の中に生息してますが梅雨から秋にかけて活発化します。温度25度以上で湿度60~80%の環境を好みます。卵から成虫になるまで40日。成虫の寿命は70日です。メスは一生のうち50~100個の卵を産みます。(1日、1~2個)また一生のうち糞を400~500回してるそうです。
まず、ダニは家のどんなところにも生息しています。その中でもとくに好む場所なのが・・・。
・ダニの好む餌が豊富にある。
・湿気がこもりやすい。
・身を隠しやすく卵を産み付けやすいところ。
ということは、ふとん(寝具)もダニが生息しやすい条件に例外なく当てはまります。
ダニが住みやすい寝具第一位は敷きふとんです。特に
綿わたを使っている布団にダニが多く生息するのです。(※綿は吸湿性には優れていますが、放湿性はゆるやかなので干さずにそのまましているとカビが発生したり、ジメジメ環境をダニはとくに好むので繁殖を増長することに。また繊維クズがでやすい。お手入れを念入りにすることで軽減はできると思います。)をこれがポリエステルや羊毛を中わたに使用しているふとんは、ダニの生息量が減少するのです。ポリエステル素材は水分を含むことがほぼないのでダニが好む湿度環境になりにくいのです。また、羊毛は天然のクーラーと言われているように吸湿性放湿性が高いので、湿気を大気中に逃がすのでこれまたダニが生息しにくい環境を作ってくれるのです。
毛もじゃのムートンシーツ、羊毛といえばいかにもダニが住み着きやすい感じがしますが、調湿効果を整えてくれるので寝床内を良くしてくれるのです。
しかしながらダニの生命力は強く、氷点下になっても死滅することはなく、中性洗剤への抵抗力にも強いのです。しかし、どうしてもダニを死滅させたいと言うならば・・・。
55度以上のお湯で洗濯するか、50度以上の高温でふとんを40分以上乾燥させるか、-25度以下の環境を作るか・・・。しかし-25度の環境を作りあげるには一般家庭ではまず無理ですよね。ということは55度以上のお湯で洗濯or50度以上の高温乾燥のどちらかを行うことでダニを死滅させたとしても家の中にはまだダニがいるということです。布団がまた湿気を含んでしまえばダニがまた繁殖していきます。
だから、家の中のダニを0にすることは不可能なのです。
ダニを0にすることに躍起になることより、糞や死骸を除去することが大事なんです。ダニが生殖しにくい環境を作り繁殖を抑えてダニの絶対数を減らしていくという考え。ダニの寿命は約70日。3ヶ月たてば勝手に死んでいきます。繁殖のピークを迎える7月を過ぎれば季節の変化でダニは自然と減っていきます。自然と減ってはいくものの、掃除を行わなければ糞や死骸はそのままということになり、それがダニアレルゲンとなりますのでご注意ください。
布団にダニを生息させない、繁殖させないようにするには・・・。
・湿度を下げること(湿度55%以下)
・ダニの餌になるアカや皮脂、フケを溜めない
・こまめに掃除する
窓を開けてこまめに換気を行いましょう。
部屋の湿度が高いと、布団にも湿気がこもりがちになります。普通は閉めきった部屋の中よりも外気の方が湿度が低いので、窓を開けて換気を行うことで外気と同じ湿度に下げることが可能です。
私は、今お使いのベッドマットレスが硬すぎてそのベッドマットレスの上に重ねて使うオーバレイタイプのマットレスを言われているのかな?と思っていました。
すると、お客様は「違うんです」と言われました。
何でも体調を崩されたとかで、その体調を崩された原因にダニの影響もあるかもしれないとお医者様が言われたらしいのです。そして綿素材を使いなさないと。また温熱敷きマットもお使いだったみたいですが電磁波が出てるので使わない方がいいと言われたそうです。(※当店は電磁波を出さない(身体に触れる面)家庭電位治療器も取り扱っております。)
身体の冷えも自覚されており「冬は温熱敷きマットがなくても暖かいのが良い」と言われましたが、今まで電気のスイッチポンで暖かくなっていたのをお使いだったら電気に勝るものはなし!でも、電気でぬくぬく暖かいけど使い方によっては逆に汗冷えする場合もあるのです。
電源は使わずとも暖かい寝具がムートンシーツです。羊毛の毛の中にたっぷりと空気を含み、熱伝導率が低いので外部の冷たい空気を防ぎます。また、湿気(不感蒸泄)が羊毛に吸収されるときに、多量の熱を外界に発散します。吸湿性があるから暖かいんです。湿気を熱に変えてくれることを吸着熱と言います。それからムートンシーツまではちょっと・・・という方には、ウール(羊毛)パッド、キャメル(らくだ)パッドもございますが、側生地は綿100%でも、詰めものは、綿100%じゃないんです。でも、調湿効果に優れているのは綿よりも優れていますのでダニの温床にはなりにくいのです。
(※但し掃除機での掃除はこまめにしたり、風を通したり天日に干したりは行ってください)
ムートンシーツに寝られた瞬間「きもちいい~」と笑みがこぼれました。
※画像はイメージです。
そして、ウールパッド、キャメルパッドをお見せして寝て頂きました。
※画像はドイツ製ビラベックウールパッド
ムートンシーツの気持ち良さは十二分に伝わったみたいですが、今回はそこまでは・・・ということで、キャメルパッド(側生地:片面:綿100%、片面:麻100%)をご購入くださいました。
でも私は言いました。
「お医者さんは綿素材の物を使ってくださいと言われてありますけど、側生地は綿100%でも中わたはキャメルで本当に良いのでしょうか?」
「構いませんよ」
と言って下さいました。
それと、福岡県久留米市出身の芸能人と言えば、松田聖子さん、チェッカーズ、そして女優の吉田羊さん。その吉田羊さんも履いてある4足重ね履き靴下(絹と綿の交互履きor絹とウールの交互履きの靴下で一大ブームも巻き起こした靴下です。
(※画像は絹100%、綿100%、絹100%、綿100%の4足重ね履き靴下)
ブームは正直去ったものの愛用者の方は今でもいらっしゃいます。履いてある方は定期的に購入されています。(2018年7月現在))
また当店まくらと眠りのお店いろはがブームは去った後でも未だに販売を継続しているのか?(2018年7月現在)というと、オーダーメイド枕を当店では作ることが可能(全身測定+側面測定し1グラム単位、5ミリ単位でフィッティングして合せます。)なのですが、カウンセリングを行っていると冷えを自覚されている方が多く、また悩みとしては肩こりや腰痛があると言われます。そして、1年中シャワーで済ませている人が多いこと多いこと。靴下を履いて寝るという行為は賛否両論あるかと思いますが
(靴下を履いて寝たら駄目と言われる方々の意見:履くことで足が締めつけられ血流を悪くする。汗冷えする、人は足裏から体温調整を行うので靴下を履くことで体温調整が働かなくなる)4足重ね履き靴下は全て天然素材なので、汗をかいても吸湿性・放湿性に優れているので蒸れ感を軽減してくれます。その蒸れ感軽減が汗冷えを作らないということに繋がるのです。また、ゴムもゆるい作りで締めつけ感を感じさせません。よく雑貨屋さんなどで販売されてる冬の定番とも言うべきモコモコした靴下などは履いた2~30分は暖かいですが、その間にも汗をかいているのですがその汗の逃げ場所がモコモコ靴下の場合はないんです。だから汗をかいてそのまま履き続けていると汗冷えに繋がりいつまでも足先は冷えたままなのです。(※ムートン調、ラビットファー調、フェイクムートン、ブーティーの靴も足先を知らずして冷えを作り出しているのですのでNG)良かれと思って、お洒落先取りをしてることが逆に体に悪影響を与えてるのですから、本末転倒という言葉が適切なのか愚の骨頂という言葉が適切なのかは分かりませんが・・・。はたまた、この言葉はどちらも当てはまらないのかもしれませんが・・・。
それと、シルクボディウォーマーもご購入されました。体の不調はお腹の冷えとも言われております。昔からお腹は冷やすと駄目と母親に言われていませんでしたか?暑い熱帯夜でもお腹だけはタオルケットを掛けておきなさい、足は出してていいから・・・と。また甚平さんや浴衣などを着られる方はお分りと思いますが、お腹を冷やさないようにお腹の部分のところだけ生地が重なる工夫がなされているのです。やはり先人の知恵は凄いですね。
「薄いシルクのボディウォーマー探していたんです。こんなのが欲しかったんです」と言われました。
短いタイプ:ウエストウォーマーも販売中です。
(2018年7月現在)
体を冷やすと体に悪影響を与えますが、体を暖めて悪いことはございません。
ありがとうございました。