からだリラックスな眠り、朝を迎える笑み
「はなす」「はかる」「つくる」「あわせる」
体圧測定/立位測定(全身・側面)システム「フルボディートレーサー」導入
睡眠環境診断士/ピローフィッター
たばこは吸わない2代目店長岡田の今日の一人言は本文最後の編集後記にて呟いております。
【福岡県福岡市南区・女性(奥様)・80代】
ここ2~3年の間に当店まくらと眠りのお店いろはで寝具を買ってくださるようになったお客様。本日、朝一番にご来店されました。
「綿わたふとんの真ん中がヘタってきて腰が痛いから敷きふとんを買おうかなって。マックスバリューの2階は安いけどそれなりの商品だし、お宅のお店は値段は高いけど商品はしっかりしているからね・・・。娘に敷きふとんがヘタってきたので・・・って相談したら、自分が好きなところで買ってきたら・・・って言うのよ」
「いや~うちに来てくれて嬉しいです」
このお客様はうちの助手がお気に入りですので、助手がお客様のお相手をします。いろいろお話してたみたいで決まったみたいです。
お客様は折り畳みパイプベッドに寝ていると言われました。
ベッドは195cmが標準サイズですが、ウレタンフォームのマットレスは標準サイズは200cmです。そして、羊毛混敷きふとんなどの標準サイズは210cmなのです。だから、ひょっとすると15cm敷きふとんがはみ出すと思うよと言いました。また、折り畳みベッドは手すりみたいなのもついとうと思うけん、手すりで両サイドの敷きふとんがぐにゃ~っとなるかもしれんけん。
「手すりやらいらんちゃばってねんね」
「いらんなら外しちゃろっか?」
「外してくれるならありがたいけど」
「うん。なら外しちゃーたい」
そして、お客様と一緒に歩き敷きふとんを抱えてお客様宅へ行って来ました。
画像の敷きふとんは、40センチのわたを2cm前後まで圧縮した商品で当店まくらと眠りのお店いろはで購入されてたものです。
ドライバーと六角レンチは持って行っておりましたが、ペンチが入りました。
「奥さんさ、ペンチやら持たんめ?」
「いやあるよ」
で、ペンチを借りました。
一箇所外して、もう一箇所。
「手すり取ったけど何処に置いとったらいい?」
「いや、いらんけんどね」
「いらんとね?」
「うん、いらん」
「なら捨てちゃろっか?」
「いいと?」
「いいよ。でも今日捨てるけん明日やっぱ返して~って言わんといてね・・・」
「いいや、いわんいわん。いらんって」
「なら分った」
折り畳みパイプベッドの致命傷は折り畳みのところが少し低くなり寝ていると丁度お尻が落ち込み腰が痛くなるのでお客様はその折り畳み部分に玄関マットを敷かれていました。お尻が落ち込まないように工夫されているのでしょう。
綿わたふとんのヘタリも腰痛の原因かもしれませんが、この折り畳みパイプベッドの折り畳み部分の凹みも腰痛になる要因と言えるでしょう。
「うわっ~今日からふかふかのおふとんで寝られるけど、体がびっくりせんめーか?」
「いや体がびっくりするかんしれんよ」
「あははははは」
「でもくさ、やっぱお尻のところがこれでも落ち込むかもしれんね」
「そうね?」
「うん。ベニア板ば買ってきてくさベッドの上に敷けば少しは違おうばってんね」
「でも誰も買ってきてくれんたい」
「なら俺が買ってきちゃろうか?」
「えっ!いや悪か~」
「いいや、悪くなかよ。奥さんもこれまでよう買ってやんしゃーけんくさ。あれやったら買ってきちゃーばい」
「いいと?」
「いいよ」
因みにベッドスプレット代わりにされているこのブルーのマルチカバーもうちのお店で購入されているものです。
ナフコ博多店に行って、ベニヤ板11,5ミリを購入して再度お客様宅へ。
「ベニヤ板買ってきたよ」
先程ベッドメイクしていたおふとんをまたどかしました。そして、ベニヤ板をセットしました。
(※一見のお客様には一切このようなお仕事はしておりません)
折り畳みベッドの真ん中部分に敷いてあった玄関マットを更に二つ折りしてセットしてベニヤ板をセットしました。そして、40cmのわたを圧縮した敷きふとんをセットしました。
本日2度目のベッドメイク
「うちの子供たちは何もしてくれんけど、ここまでしてもろうてありがたい」
「いや僕も自分の親にはここまでせんよ」(苦笑)
「お客さんやけんしよったい。今までもよう買(こ)うてもろとうけんね。敷きふとんの寝心地がどげんやったか、いつかまた店に寄って感想ば聞かせて」
「うん。わかった」
「ありがとうございました」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・編・集・後・記・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
WOWOWで東雲楼女の乱(1994年)/主演:かたせ梨乃、斉藤慶子・・・。が放送されていましたが、いや昭和の映画っていいもんですね。(水野晴郎風)私が小学1年生か2年生のときに、毎週土曜日に大江戸捜査網という時代劇テレビ番組が放送されていましたが、かたせ梨乃さんが流れ星おりんとして出ていましたが、その当時から僕は何故か好きでした(笑)この手の映画は昔はよくありましたね。女優も脱いで箔が付く!という風潮だったような古きよか時代だったのではないでしょうか・・・。そして、私は朝日楼(朝日のあたる家)を口ずさみ床につきました・・・。